パリの郵便局から宅急便を送ろう!箱付「コリッシモ」の発送方法

パリの郵便局からお土産を発送する場合は、 「コリッシモ」という保障付き・追跡可の外国向け箱付き宅急便というのがあります。
これには追跡番号(お問い合わせ番号)が付き、パリから約1週間から2週間で日本へ届きます。

1週間ぐらいの旅行で、旅行半ばぐらいに荷物を送ると自分が帰国するより早く荷物が届く事もありますが、クリスマスシーズンなど贈り物が多い時期は通常より時間がかかる事もあります。

コリッシモの種類は全部で3種類

La Poste – Colissimo Emballage International
(国外向け梱包用の箱がセットになったコリッツシモ)

Offre speciale Saint Valentin / Karen 21

※) 日本向けの箱は赤です。

1)Lサイズ・・・35.5ユーロ
  最大重量:6kg
  サイズ:32cmx21cmx16cm
  (面積はB5強、A4弱、ゆうパック60サイズより少し大きめ)
2)XLサイズ・・・41ユーロ
  最大重量:7kg
  サイズ:20cm×25cm×38cm
  (面積はおよそB4サイズ、ゆうパック80サイズ程度)
3)ボトル型(最大2kgまで)
  ワイン1本を送ることができる専用梱包

購入方法

1)窓口で「コリッシモ アン ターナショナル、シルヴプレ ア ジャポン」と言う
  (コリッシモは送る地域によって箱の色が変わるので、赤(オレンジ)箱である事を確認する)
2)保険をかける場合は、「インシュアランス シルヴプレ」と言うと、
  「アン?ドウ?トロワ?」と聞かれるので、アン(500ユーロの保険)、ドゥなどと答えると、
  保険のシールをくれる(有料で、1枚3ユーロほどです)

荷造りと送り状の記入

1)予め袋など入れて持ち込まれた場合は脇で箱を組み立てて梱包しますが、
ホテルに持ち帰ってホテルで梱包をして再度郵便局へ持ち込みをします。

2)送り状に内容物と値段を書く

 1.Expedoteur(SENDER)=差出人の住所、名前、郵便番号、TEL
  ※)ローマ字と日本語(漢字)の両方を記述しておくと良い
  ※)フランスの住所 ホテルとかの場所とか書いてる名刺をもらっておく。
 2.Destinataire(ADDRESSEE)=宛先の住所、名前、郵便番号、国、TEL
  ※)基本は日本語(漢字)で、ローマ字を併記して記述しておくと良い
  Code Postal・・・郵便番号
  Ville・・・都道府県名を記入(例.TOKYO)
  Pays・・・JAPON
  telephone・・・電話番号
 3.Designation detaillee du contenu=荷物の中身
    LIVRES(本)、BROCHURES(パンフレット)など中身を記入
   ・Quantite:数量
   ・Poids net:重さ(計って書いてくれる)
   ・Valeur:中身の金額
   ・チェック項目
   □cadeau 贈り物 
   □Document文書 
   □Echantillon commercial 商品見本 
   □Retour de marchandise返品 
   □Autre:その他
 4.Date et signature de l’expediteur=日付と差出人のサイン
 5.Instructions de l’expediteur en cas de non livraison
   =「もし配達できなかった場合、どうしますか?」
   ・Retour payant en prioritaire:速達で送り主へ返送
   ・Retour payant en economique:エコノミー便で送り主へ返送
   ・Traiter comme abandonne:戻さなくてよい
3)箱には目立つように『bagages non accompagnes(別送品)』と明記
  ※)記述がないと高い税金をとられる事もある!
4)伝票は剥がれることもあるらしいので、箱本体にも、日本の住所、電話番号、名前を全て書きます。

発送

郵便局員に荷造りの終わった段ボールと、伝票を渡して確認をお願いします。
サインなど漏れがあると教えてもらえるので不足箇所があればそれを記入します。
OKが出て控えをもらえば完了です。

帰国時の処理

帰りの飛行機の中で配られる別送品申告書は2枚取得し、 入国の際、その別送品申告書を税関に提出。
この処理を行っておかないと、高い関税がかかる事があるのでご注意を!!

コリッシモの追跡方法

フランスの郵便局のサイトにアクセスして、画面内にある「Suivi des envois」に追跡番号を入力して検索します。

重量の参考に

■るるぶなどのガイド本・・・約500g
■PARISのコンパクトな地図・・・約100g
■DVD/CD・・・約100g
■オペラ座で上演された作品のパンフレット・・・約230g
■ショットグラス・・・約70g
■100gの瓶入りジャム・・・約230g
■コットンの長袖Tシャツ・・・約160g
■婦人用スーツのジャケット・・・約400g
■箱入りバカラのグラス(1客)・・・約550g(入れないとは思いますが・・・)
飛行機の制限重量超過約1kg分は「70EUR」です!(ANA)ですからかなりお得!

実際にコリッシモで発送をしてみました


パリのリパブリック駅近くの郵便局から発送しました。
伝票の送付元は、そこに戻されても困るのですが、(そうするしかないので)現地滞在先のホテルを記入しました。
日本にさえ入ってくれば必ず届く!と信じて、箱に大きくJAPANとJAPONの両方を書き、 箱にも大きく「別送品」とかき、念の為、自分の電話番号も大きく記入し、期待通り荷物は無事に郵便局員の手で届けられました。
コリッシモの箱は、詰めきれず2回購入したのですが、1回目は組み立て前、2回目は組み立て後の箱を渡されました。
郵便局内に自由に利用出来る計りがあったので、ホテルでは少し多めにパッキングして出かけ、 郵便局内で計りながら微調整をして、6.8kg詰め込んで発送しました。
カウンターに持っていくと、「c’est bon?(もう大丈夫?)」かと、私の行動を見ていた局員が声をかえてくれました。
現地で、火曜日の午前中に発送して、土曜日の午後には日本の自宅で受け取れ、とても早くて便利でした。
送った荷物は、雑誌、本、洋服、パスタ、塩、お菓子、紅茶、飴、ジャム、蜂蜜、チョコレートという感じです。


宅急便の荷物の重量を図る為の重量チェッカー

郵便局の窓口へ行けば計ってもらえますが、重量がオーバーしていた場合は、箱を開いて再度梱包を見直さなければなりません。
混雑していたり、フランス語がわからなくて四苦八苦なんて事もありますので、ギリギリまで詰めて送りたいという方には、この計測用機器がおすすめです。
1g単位で計測・表示でき、50kgまで重さを計る事が出来、私はスーツケースの重量オーバーの確認用にとフル活用しています(^^〃)
段ボールは大きめの袋に入れてつりさげるか、梱包する中身をビニール袋いくつかに分けて入れてそれぞれを計って合算するとよいです。
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