パリの地下鉄(メトロ)を知る、乗り方や切符(チケット)の買い方

パリの地下鉄は世界中の中で最も簡単に乗り降り出来るわかりやすい地下鉄として有名で、覚えてしまえば簡単!メトロの仕組みを理解するまでにそれほど時間はかかりません。

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この地下鉄は1号線から14号線まであり、市内に張り巡らせています。
運行は、早朝5時半頃から深夜0時半頃までの時間帯です。
東京の様に移動区間によって料金が変わらず、一律1.6ユーロで、チケットはバスも共通です。
数日間滞在されたりグループで旅行される場合は、回数券(カルネ)を購入してわけて利用すると便利です。

地下鉄の駅の見つけ方

“Metro” 又は、 “Metropolitan” と書かれた所が入り口です。
この目印の下に、駅へと続く階段があります。
メトロ入口

この駅名は「Arts et Metiers」で、ここの入り口からは、「3」番線と、「11」番線に乗る事が出来ます。

チケット(切符)は窓口か自動券売機で購入します

チケットは、窓口か、自動販売機から購入します。
自動販売機は、英語対応ですので、英語で確認しながら購入が可能です。

窓口でチケットを購入する

窓口に言って、以下の様に伝えます。
「Un ticket ,Sil vous plait アン ティケ シルブプレ」(1回券)
「Un carnet,sil vous plait  アン カルネ シルブプレ」(回数券)

補足ですが、支払いに大きなユーロ札は嫌がられ、場合によっては拒否されます。
カルネを購入する場合は、出来るだけ、12ユーロか20ユーロでお支払いください( 私は、1度20ユーロ札でも断られた事がありました。)

自動販売機を使ってチケットを購入する

  1. ローラーを動かして言語を選択する
  2. 購入するチケットを選択して、グリーンのボタンを押す。 チケットは、1回券(1.6ユーロ)とカルネと呼ばれる10枚綴りの回数券(11.60ユーロ)があります。 カルネは複数人で分けても利用可能なので、8回以上利用するのであれば、カルネがお薦めです。
  3. 現金またはクレジットカードで支払いをする 詳細なチケット カルネ(回数券)の購入方法はこちらへ

自動改札機の通り方

購入したチケットを改札機の前面にある差込口にいれるとゲートが開き改札を通る事が出来ます。 通したチケットが出てきますが、降りる時の出口に改札はありませんのでもうそのチケットは必要ありません。

行き先を確認する


signaletique de metro (PARIS,FR75) / jean-louis zimmermann

複数の路線が乗り入れている駅では改札を通ると、ホームに向かう方向にそれぞれの行き先が表示されます。
この案内版を見て、ホームを選びます。
地下鉄案内
この案内版は、6番線、Etoile行きの地下鉄は矢印(⇒)の方向にホームがあります、という意味です。

地下鉄に乗る


Paris Metro / ChrisYunker

地下鉄の扉は自動で開くものと、ボタンを押す、回して開けるなど手動で開くタイプのものがあります。
また、扉付近の椅子は車内が混んでいない時のみ下ろして使用する事が出来ます。

行き先を確認する、乗換をする


Linea 4 (Metro de Paris) / loco085

日本の地下鉄と同様に扉の上にはその路線の駅名と乗換ポイントが案内されています。
乗換えをする駅で降りて、ホームにある番号に沿って乗り換えます。 もちろん、乗換えでは新たなチケットは必要ありません。

地下鉄を降りる

目的地でおりたら、SORTIE(出口)と書かれた方に進み外にでます。
乗る時に使ったチケットを改札機に通す必要はなく、そのまま外に出られます。

終電には乗り遅れない様にしましょう


パリの地下鉄は深夜1時まで運行しています。
乗換えなどを考慮すると、12時15分までに地下鉄に乗り込むのがベターです。
パリでは日本の様に簡単にタクシーをつかまえる事は出来ず、街の人気スポット付近にあるタクシー乗り場から乗り込みますが、 タクシーがいない事も多く、天気によってはかなり待たされる事もあります。
最近はヴェリブ(レンタル自転車)という便利な移動手段も人気ですが、 その人気故に同じ事を考えている人が多いと、ホテル近くのパーキングにとめられない!なんて事もあります。 パリでの夜遊びはそこの所をよく考えながら楽しんでくださいね。
(ムーランルージュやリドなどでは比較的タクシーは簡単につかまえられます)

RATP公式サイトと路線図

Screenshot of www.ratp.fr