モンマルトルの丘の麓にあり、ロートレックをはじめ芸術家を魅了したショー。
フレンチカンカン発祥の地。世界各国、選りすぐりのダンサーが出演し、奇抜な衣装や舞台装置と本格的に楽しめるエンターテイメント。
日本ではあまり馴染みのないキャバレーショーですが、世界各国、選りすぐりのダンサーが出演し、奇抜な衣装や舞台装置、エキサイティングな各種ダンスや歌などで男女を問わず観客を魅了するステージパフォーマンスです。
華やかなステージが魅力の宝塚やミュージカルやバレエなどが好きな方などにも、ひとつのジャンルとして楽しむ事が出来るエンターテイメントの一つとしておすすめです。
目次
予約の取り方
- 公式サイトから予約をする
- 滞在先ホテルのフロントの方にお願いをする(この場合は、日付、時間、料金プラン、人数を書いた紙を渡すとわかりやすい)
- 直接カウンターで予約をお願いする
- ツアーで旅行をしている場合は、添乗員さんにお願いをしてみる
- 現地ツアーを予約しておく(下に説明あり)
服装、ドレスコードのイメージ
基本的には狭い会場に人がひしめきあっており、カジュアルからドレスアップした人まで様々います。
男性の方は正装、もしくは、ジャケットかネクタイを着用するようにした方がよく、NGとなっているのはジーンズとスニーカーです。
女性は、ロングである必要はありませんが、膝丈程度の長さのドレスを着用(少し高級なレストランで食事をする時のような恰好でOKです)。
今までの経験から、服装でサービサーの態度は変わります。
ワンピース、ヒール、アクセサリー、好きにアレンジして気持ちの良く鑑賞出来そうな格好でお出かけしましょう。
予約終了後にメールで送られてくる集合場所や送迎車到着時間が記載されたバウチャー(予約確認書)をプリントアウトし、旅行時にお持ちくださいね。
老舗のムーランルージュは哀愁漂う空間と古典的な感じのするクラッシックショー
前回の旅で訪れたリドのショーがとても良かったので、 2回目は映画にもなったキャバレーの老舗ムーランルージュを訪れました。
今回は、治安の良いあたりではない夜の帰りが不安だったのでオプショナルツアーを予め日本で予約しました。
同じキャバレーでも、ムーランルージュはリドとはまた違った空間で、オペラ座で例えるならば、ムーランルージュがガルニエ宮で、リドは近代的なバスティーユです。
オペラ座のガルニエでシャガールが見られる様に、 ムーランルージュでは、常連客だったロートレックが手がけた絵を観る事が出来ます。
前回と同様に、それなりに扱ってもらう為に服装には注意を払い、 到着したばかりのパリで購入した、 色彩はシックだけど個性的なデザインが際立ったジャケットとロングスカートに、パリで購入したアクセサリーを纏って出掛けました。
日本では中々着る機会が少ない格好が出来るというのもヨーロッパを旅する時の楽しみでもあります。
(友達は着物を持参で旅行する事もあるそうですが、レストランなど待遇が格段に良くなると言っていました)
ドレスアップが面倒という方も多い様ですが、私は毎回楽しんでいます。
そんな私のワクワク感を折る様に、中国系の方々は前回観たのと同様に観光スタイルでワイワイいらっしゃってました (日本人じゃないとわかってちょっと安堵したぐらいです)。
欧米系の方はTPOがしっかりしており、男性もジャケット、もしくはノーネクタイでもシャツを着て綺麗にされていました。
男性は靴も持つと荷物が増えると思いますので、皮製のスニーカーとかでも良い様に思います。
店内も暗いので、足元はそれほどまで目立ちませんしね。
今回も前回同様に、前の方の眺めの良い席で、隣席はインド人夫妻でした。
夫妻の奥様は素敵な正装をされていらっしゃいました。
少し話をした感じ、とても裕福そうなご夫婦でした。
さてショーですが、人それぞれ好みは異なると思いますが、 ダンスや歌が好き、華やかなショーに興味がある方なら十分に楽しめると思います。
どのダンサーの美貌もスタイルも良く、それだけ見ていても飽きません。
ヌードショーではありますが、ステージのダンスも衣装も洗練されており、魅了されます。
トップレスでも、いやらしさはなく女性でも楽しめる様に上品に仕上がっています。
(コンテンポラリーダンスでもトップレスなどありますので、そういうものだと思えば普通に見られます)
有名なフレンチカンカンの発祥の地ですので、フレンチカンカンが始まった時はとても興奮しました。
リドの様な大掛かりな装置が入れ替わりでというのはありませんが、 シンプルでかつ品よく仕上げられた舞台で、ダンサーが際立っていました。
そんな飾り過ぎない古き時代の垣間見える構成が、ロートレックや名だたる画家達とキャバレーショーを眺めている様な気分にさせてくれます。
それぞれに良さがあって、一つ見ただけではわからないなと思える奥の深い舞台でした。
場所はモンマルトルの方で、あまり治安の良い地域ではなく、 日中歩いていてジプシーに囲まれお財布を掏られそうなトラブルにも遭遇し、概して安全な地帯ではない事を知っていました。
リド周辺に比べると健全な繁華街とは言い難く、 ショー終了後、周辺にいる数少ないタクシーに次々と客が乗り込み、人がどんどん減っていくに従い、 このままここに取り残されたらどうしようか、無事に日本に帰れるのだろうかとかなり不安に駆られる場所です。
フランス人に圧倒されるのでタクシー拾うのも一苦労ってものです。
友達と「次はクレイジーホースだね!」と帰途に着きました。
補足ですが、夜遅い時間は時差もあり眠くなりやすいので、 早い方の時間がお勧めです。
計画に組み込んでおきたい方には現地オプショナルツアーの予約がお勧めです(送迎あり・なし、食事あり・なし、他の観光とセットなど色々と選べます)。
ムーランルージュの場合は、リドよりも治安の悪い地域ですので、安心のツアーで観に行かれた方がいいと私は思います。
予約終了後にメールで送られてくる集合場所や送迎車到着時間が記載されたバウチャー(予約確認書)をプリントアウトし、旅行時にお持ちくださいね。
ムーランルージュを題材にした映画
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1900年、パリのモンマルトル。ナイトクラブ、ムーラン・ルージュのスターで高級娼婦のサーティーン(ニコール・キッドマン)が、貧乏作家クリスチャン(ユアン・マクレガー)と恋に落ちる映画。
この映画を見て実際に行ってみたいと思われる方も多いようです。
スケートの高橋大輔選手が、ミュージカル映画「MOULIN ROUGE」のオリジナルで「ROXANNE」と「Le Tango du Moulin Rouge」という曲をミックスした「EL TANGO DE ROXANNE」と言う曲を使った作品を使って滑っていたシーズンもありました。
基本情報
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所在地と最寄駅
[所在地] 82, Boulevard Clichy, 75018 Paris
[最寄駅] Blanche(メトロ 2番線)、Pigalle (メトロ 2番線、12番線)